この人の本は実は結構読んでいるんだけれども、着眼点がいいとか発想が面白いとかいうこと以前に、文章力が凄い。短い言葉に「文学」を感じさせる。引用したのは韓国旅行で犬鍋を食べたときの懺悔というか言い訳というかそんな一節なんだけれども、素晴らしい表現力に嘆息する。
デリケートな問題を見事に書き切っている。
言葉っていうのはこう使うんだ、と教えられているような気がする。
映画の名台詞のような「酔える一節」がこの人の文章には、ある。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2012年10月27日
- 読了日 : 2012年10月27日
- 本棚登録日 : 2012年10月27日
みんなの感想をみる