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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167177355
作品紹介・あらすじ
いま、貧乏は貴重である。体験しようと思ってもなかなかできるものではない。“ひがむ・ねたむ・そねむ”を合言葉に貧乏旅行の道を究めた奥の深ーい一冊。傑作エッセイ15篇。(中島らも)
みんなの感想まとめ
テーマは、貧乏旅行を通じての小市民的価値観の再発見であり、肩の力を抜いて楽しめる内容が魅力です。エッセイは、軽快な語り口で、スナックや寿司屋の独特な文化をユーモラスに描写し、過去の昭和の価値観を思い起...
感想・レビュー・書評
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旅の終わりに、年配の知人の本棚から。借りて、読んで、また本棚に返して、支度をして別れを告げる。自分では買わない本。肩の力を抜いて、楽しめる週刊誌のような気軽さ。
特に頭に残るような内容はない。スナックのような店で、男性名詞と女性名詞の当てっこをしたり、グルメ家や寿司屋をひたすらバカにしたり、韓国で犬を食べた話など。昔はこういう本ってよく見た気がするが、流行りだったのだろうか。偶然!昨日読んでいた中島らもが本書の紹介文を書いていて嬉しくなる。
清貧旅行が良い。気取る必要なんてない。メディアがお勧めする旅行プラン、流行りのお店に真っ向から抗う必要もなし。自らが享受できるなら素直に喜び、自らが蚊帳の外ならば、中指立てて皮肉、そねみ、妬みを言いまくって楽しんでしまえ。そういう小市民的価値観が手を繋いで存在していたのが昭和か。
令和の今、移動やお店に居合わせたお隣が外国人か否かを探りながら、語学堪能なハイスペック老人の接客に驚きつつ、日本人にはお高い料理に戸惑う。今夏は久々に仕事抜きで出歩いたが、贅沢旅行は慣れぬもので、令和の小市民が、昭和の小市民を読み、落ち着いた気分になるのであった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
先輩から借りたエッセイ。寿司の騒ぎがサイコーだった。寿司は好きなんだが寿司屋が嫌いと言う人が多いという。確かに入りづらい。店主が
「さあ、何から馬鹿にしましょうか」というポーズになる。笑いました。1993年の内容。懐かしい時代を思い出しました。 -
2014 9/7
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この一冊はすこぶる面白いんだけれど、これまで読んだ東海林作品とは少し違う。ちと辛口にて、それがまたよい。そこにはしっかり配慮もあって、ホッとさせてくれる。
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この人の本は実は結構読んでいるんだけれども、着眼点がいいとか発想が面白いとかいうこと以前に、文章力が凄い。短い言葉に「文学」を感じさせる。引用したのは韓国旅行で犬鍋を食べたときの懺悔というか言い訳というかそんな一節なんだけれども、素晴らしい表現力に嘆息する。
デリケートな問題を見事に書き切っている。
言葉っていうのはこう使うんだ、と教えられているような気がする。
映画の名台詞のような「酔える一節」がこの人の文章には、ある。 -
「ニッポン清貧旅行」3
著者 東海林さだお
出版 文藝春秋
p16より引用
“スーパードライをとりあえずけなす。
ああいうのはビールじゃない、と言う。
飲んだあと鉄っぽい味が残るんだよね、などと言う。”
漫画家でありエッセイストである著者による、
日常や旅行などの出来事について描いた一冊。
お寿司についてからB級グルメツアーについてまで、
いつもながらの楽しい文章とアイデアで書かれています。
上記の引用は、
グルメ馬鹿についての項の一文。
某有名グルメ漫画の影響なんでしょうか、
物事を批判的に見るのは姿勢の一つとして、
悪くは無いと思いますが、
食べ物に関してあまりにも多く的はずれに批判するのは、
好きではありません。
同著者の丸かじりシリーズと同じくらい、
食べ物に関する話題が多いので、
減量中は読まないほうが良さそうです。
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090307(n 090411)
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風呂は狭くて汚くて、ぬるくてチョロチョロで。
部屋は狭くて汚くて、ゆがんでるのがよい。
「現代貧乏旅行」というエッセイが最高に面白いです。
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脱力系エッセイの雄、東海林さだお先生によるエッセイです。今、貧しいことが貴重だ!と貧しさを追い求め温泉旅行に繰り出す「現代貧乏旅行」をはじめ、「日本盛り合わせ旅行」、「ジワジワ輪島」、「韓国B級グルメツアー」と、旅行ものを中心に収められています。
発想の豊かさとやる気のなさが両立して、良い感じに力が抜けきった名作です。 -
ああ!!!もうやってくれるよ
東海林先生!!
清貧がトレンディだなんて(笑)
しかもなめ茸にアソコまで
突っ走れるなんて(笑)
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さくさく読める、この読みやすさ。
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「現代貧乏旅行」に尽きます。やってみよう、という気にはなりませんが。
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いやあ、おもしろい。そして読みやすい。この読みやすさ、やっぱり文章力なのか。
しょっぱなの三馬鹿大将の章でもう爽快な気分になりました。そして、メインともいえる「現代貧乏旅行」、いつまでも続くくすぐったい感覚で笑ってしまいます。おじさんネタの章には参りましたが、すぐさま自分もおもしろいもの見たさに旅行に出たくなりました。自分が行くとここまでおもしろくないんだよなぁ。
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