日本村100人の仲間たち: 統計データで読み解く日本のホントの姿

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  • 日本文芸社 (2002年1月1日発売)
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感想 : 13
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日本村について知りたくて読書。

キムチ村、ウーロン村で爆笑させてもらった。

自殺率が高いところは、ロシアを除けば豊かな国々。物質的には豊かだけど、精神的に貧しく脆弱。

21世紀は精神性の時代です。(p93)

ただ何となく不満、世界を象徴する色は灰色と黒色。将来へ希望も夢が持てないから刹那主義的に傾倒する。

今の日本全体を表しているアンケート結果だと思う。

日本が再び希望が持てる社会にするためには何をすればいいのか。

101人目の他の村からの住人を仲間にして迎えていくべきなのか。
100目として他の村へ移住したり、住んだりする人間を増やすべきなのか。

最後の「おかげさま」が地球を救うはいい文章である。

目に見えないものへ感謝する。意識する。自然とのつながり、協調、自然や神さまから生かされているという集合意識。
そんな日本の文化、祖先から継承してきた遺産を見直して、日本らしさを取り戻し、堂々と渡り合っていくことが、21世紀の世界の中の日本村として大切なことだと思う。

読書時間:約15分

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文庫
感想投稿日 : 2011年1月12日
読了日 : 2011年1月12日
本棚登録日 : 2011年1月12日

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