全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方

著者 :
  • 文藝春秋 (2018年5月11日発売)
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1994年当時絶対王者と言われたフジテレビを視聴率で逆転した日本テレビの関係者の奮闘と番組づくりの裏側を書いた一冊。

マジカル頭脳パワーやクイズ世界はSHOWbyショーバイなど人気番組を輩出し、テレビ業界でトップに立つことになる日本テレビの氏家社長以下プロデューサー陣の番組作りにかける情熱を感じることができました。
今のテレビに普及しているワイプやアポなし、ひな壇などの原型ができたり、24時間テレビのマラソンなどもこの時期にできており、テレビ界を大きな変革をたくさん起こしてきていることも感じました。
日曜7時の枠の改革や巨人戦に頼らない番組作りなど次々とそれまで常識とされてきたことを壊した施策とそれを決断したリーダー、期待に応えた製作陣の連携が生み出した結果だと感じました。

テレビという大衆を代表するメディアにここまでの命を懸けた想いで番組が制作されていることと局同士の熾烈な争いが繰り広げられていることを知り、テレビに対する想いが変わる一冊でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 業界論
感想投稿日 : 2019年12月1日
読了日 : 2019年12月1日
本棚登録日 : 2019年12月1日

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