大学で英語と意見の作り方を教え、世界的なスピーチのイベントTEDの壇上に立ったこともある著者が自分の意見に深みを与えるコツを書いた一冊。
欧米人と日本人の意見を発言する際の思考の明確な違いが本書を読んで知ることができました。
各章のはじめにある欧米式の授業風景が日本とは大きく異なり、こうしたことを繰り返すことによって意見力に差がついていると感じました。
英会話教材の販売の提案をモデルとして解説されていたり図解も多く、意見の精度を高め、自信のあるものにしていくために相手に質問するためのポイントや欧米人の持っている意見交換のルールも載っており理解が深まりました。
本書のなかでも「事実」と「意見」の違いについて考えるところは日々の生活の中で意識していきたいと感じ、印象に残りました。
そしてどんな意見でも否定しないことでどんどん出して精査していくことが大切であることも学びました。
意見の精度を高めていくうえで本書で紹介されている色分け法や1人ブレストといった方法も実践的な内容だと感じました。
本書を読んで、まずは出てきた自分のなかのもやもやしたものを疑うことで疑問をそのまま終わらせないことがが大事であると感じました。
今後根拠を意識してみたり、視点を変えてみたり、未来を予測してみたり自分でできるところからやってみて自分の意見を磨いていこうと感じました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
自己啓発
- 感想投稿日 : 2018年3月14日
- 読了日 : 2018年3月14日
- 本棚登録日 : 2018年3月14日
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