この世で一番おもしろいマクロ経済学――みんながもっと豊かになれるかもしれない16講

  • ダイヤモンド社 (2012年6月1日発売)
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ミクロ経済学と違ってマクロ経済学が難しいのは、その時の社会情勢や、技術の発展に考え方が左右される点だろう。
本書にもあるように、2100年のマクロ解説書は本書とぜんぜん違うかもしれないが、ミクロ本は、ほぼ間違いなく今と同じだろう。
本書が出版されたのが2012年なので、その後、新自由主義が広がり、コロナ禍により一気に経済が縮小した現在とは、少し考え方の違いは見られる。
だが、流行り廃りの範疇とも言える。
マクロ経済学の今までの変遷や、基本的な考え方等は分かる。
前作のミクロ経済編と同じく、知識のない人が、ゼロから勉強するための本ではないかもしれない。
過去にマクロ経済学を勉強したが、途中で挫折した人や、ある程度勉強した人が改めて全体を俯瞰するためには、一助となる一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2020年10月24日
読了日 : 2020年10月24日
本棚登録日 : 2020年10月24日

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