貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2016年9月16日発売)
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本棚登録 : 834
感想 : 65
4

続編というのは何かと難しい。作者は前作より面白くなければと思うだろうし、読者もまた期待する。貴族探偵は推理をしない探偵だから特に趣向凝らさねば読者に飽きられてしまう。
そこで今回出てきたのが女探偵。これがまた面白い。何度失敗をしても懲りない(笑)普通流石にもう違うだろうと思って別の道を探すだろうに。先入観を持たない真っ直ぐな探偵と言うべきか。
探偵と女探偵の対決なかなか面白かった。使用人の誰が推理をするのかも毎回楽しみ。ストーリーも続編の方が私の好みだった。次はどうだろう。もう女探偵もあまり使えない気がする。

「幣もとりあへず」が一番好き。座敷童子、古い温泉宿、妙な儀式、本格だね〜♪ただトリックはまたまた難しく、読み終わってもさっぱりわからなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年4月14日
読了日 : 2017年4月12日
本棚登録日 : 2017年4月12日

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