モネ 水の妖精 (イメージの森のなかへ)

著者 :
  • 二玄社 (2009年2月1日発売)
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本棚登録 : 31
感想 : 7
5

この画集は何点かの絵をアップで見せてくれるので、モネの独特なタッチと色彩の美しさや鮮やかさを間近で感じられるのがよい。

モネと言えば『睡蓮』など連作が有名だ。
同じテーマを異なる条件で何年も何十年も描き続けたモネ。
光によって少しずつ変わってゆく様を心のままに絵にしていたのだろう。
さすが「光の画家」のモネだ。

私が一番心惹かれたのは『印象、日の出』。
まだ印象派という言葉もなく、このような描き方が認められていなかった時代。
モネはどのような思いで「印象」とタイトルにつけたのだろうか。
この絵が絵画の新しい歴史の始まりと思うとゾクゾクしてたまらない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年11月7日
読了日 : 2014年11月7日
本棚登録日 : 2014年11月7日

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