岸辺に住む小さないきものヤービたちについてのあれこれをウタドリさん(大きい人)が愛を込めて語っていく。その世界はとても素晴らしく、語られる言葉は丁寧で美しい。
大きい人との出会い、違う種族の女の子との出会い、初めて空を飛んだ時、憧れのほのおの革命家との出会い、ヤービはいつだって優しくて一生懸命、好奇心旺盛で楽しい冒険がいっぱい。だけど、なぜだろう、なんともやるせない読後感。
このまま大きい人たち(人間)が世界を牛耳っていけば、どんどん植物や動物たちは生きていけなくなる…。大きい人たちに出来る事はなんだろう。
ヤービとウタドリさんのようにみんながみんなを思い合えばまだ大丈夫だろうか。まだ間に合うだろうか。マッドガイド・ウォーターを守って欲しい。みんな、がんばれ!続編に期待。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2015年10月31日
- 読了日 : 2015年10月28日
- 本棚登録日 : 2015年10月28日
みんなの感想をみる