プロの資料作成力

著者 :
  • 東洋経済新報社 (2012年5月25日発売)
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本棚登録 : 1362
感想 : 117
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プレゼン作成のための基本を解説している本。
「わかる」を「意義が分かる」と「意味が分かる」の2つに分類して解説している。
パワポで作った資料が、原型が分からなくなるほど修正されることがあるので、本書に書いてあるように、いきなりパワポで作るのではなく、目的、ターゲット、メッセージを紙に書いて分析するなど、本書に書いてあることを実践し、資料の精度を上げるようにしたい。

意義が分かるようになるために重要な事は「おもてなしの心」
具体的には、「何のために(目的)」「誰に(ターゲット)」「何を(メッセージ)」

意味が分かるようになるために重要な事は「テクニック」
具体的には「どうやって(構成、ビジュアル化)」

印象に残った言葉:
ビジネス文書は相手に訴えてそこから何らかのアクションを引き出すために作ります。したがって相手がどうしたら動くかといったターゲット分析を徹底的に行う必要があります(P26)

意思決定に働く「6つの心理」
返報性、一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性(P42)

情報量を制限する事で、自動的に不要なものをそぎ落とされ情報がシェイプされます。要は限られたスペースにいかに本質を収めるかの総意と努力を意識的に行おうというものです(P103)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2013年1月9日
読了日 : 2013年1月9日
本棚登録日 : 2013年1月7日

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