敵に囲まれた新撰組本陣、絶体絶命の状況下で交わされる局長近藤と副局長土方のやり取りですね……やっぱり印象残るのはт-т
隊員たちを逃がすため局長自らが盾になる。武士って、戦で死ぬのが流儀?みたいなイメージありますが、いつどこでもいいってものでもないのですね。死に際を選べてこそ本物の侍だ、という強い信念。自分が死んでも皆を逃がすという局長の選択は、こんなところで新撰組「誠」を絶やしてたまるか、という狂気じみた生命力みたいなのを感じました。
「……局長命令なんだな?」
と念を押して、近藤さんが頷くのを確認するまで、決して動こうとしなかった土方。葛藤から覚悟を決めるまでの数行にドラマ感じました。
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- 感想投稿日 : 2023年10月24日
- 読了日 : 2023年10月24日
- 本棚登録日 : 2023年10月24日
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