だいたい四国八十八ヶ所 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2014年1月17日発売)
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感想 : 50
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脱力感満点の著者の姿勢が心地よい。
かといって面白おかしいことばかり書いているわけではなく、時折旅について真面目な考察なんかが挟まれていて、そのバランスがいい。

P304凡庸な日本の一地方か、奇跡の土地か。
おそらくそのような問いには意味がない。そこに答えはなく、四国巡りの体験があるだけだ。ことさらに意識しなくても、世界は自分の体験と記憶の中で形作られ、熟成され、たまには発酵過程で歪められたりもしながら、個別の着地点を見出していく。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年2月15日
読了日 : 2014年2月15日
本棚登録日 : 2014年2月15日

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