こういうレビューって、基本的な情報を提供するのがいいのか、個人的な思い入れを書き込めばいいのか、難しいところがある。
まあ、イシグロほどの作家であれば、作品の評価そのものにはあまり意味がない。傑作以外ありえない。
そうした場合、その作品世界への読み手の内省の仕方こそが問われなければならないはずで、そういう作品をわれわれは「古典」と呼ぶのだろう。
今作も、新作にしてすでにクラシック。
「buried giants」
自分の心の奥底に眠る決着のつかない記憶が呼び覚まされる時…
現実とファンタジーの区別など無意味だ。
何が起きてもおかしくない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年11月3日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2015年11月3日
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