とりあえず文字が超デカイ。しかも140ページぐらいしかないので、結構あっという間に読み終わる。
でも、内容はしっかりとしていて、蜷川幸雄さんの生い立ちや、演劇で身を立て始めた頃の苦労とかを知ることができてためになる。
ずーっと昔から大スターだったのかと思ったけれど、本当に大ブレイクしたのは割と壮年に差し掛かってからということにも驚き。さらに、冒頭で渋谷を歩く蜷川さんの話も格好良かった。ああいう街でも、むしろ面白がってそれを楽しむ気持ちは、捨てちゃダメだなあと思った。
そして、千のナイフの話。演劇に限らず、仕事でも勉強でも、もしかしたら千のナイフがこっちを向いているかもしれない。そう考えて日々生きなきゃなと思った。
薄くて文字が大きいけど、読み応えと得るものはたくさん。良書でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年11月18日
- 読了日 : 2019年11月18日
- 本棚登録日 : 2019年11月18日
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