記憶術というより、勉強の仕方を書いている本。人間は忘れる動物なので、いかに忘れる前に繰り返し復讐して記憶のレベルをあげるかを、エビングハウスの記憶曲線や脳科学を根拠に説明している。
記憶と論理は表裏一体であり、理解しなければ記憶もされない。暗記ではなく、習熟することが大事、そのため、楽しく無理しない勉強をすること。
勉強を楽しむためには、理解することが必要。 記憶の4段階として、①ファミリア:見たことがある程度の漠然とした段階、②レコグニション:選択枝があたえられれば、答えられる段階、③リコール:選択枝がなくてもこたえられる段階、④オートマテイック:思いだそうとしなくても自然と浮かんでくる段階
があり、これらのレベルあげのためには集中学習より分散学習(繰り返し)を短期間で行い、海馬から前頭葉に記憶を定着させること。
など、なるほどと思うことが簡単に記述されている。 理解、記憶、実践を三位一体として半年以内に5回は繰り返しメタ記憶にさせるように試してみたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
記憶力
- 感想投稿日 : 2014年12月24日
- 読了日 : 2014年12月13日
- 本棚登録日 : 2014年11月24日
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