二度会社を辞めるというのは何なのかと思い、読んでみた。著者によると、40歳前後で迎えるであろう「こころの定年」がひとつの区切りとなるでおろうとのこと。確かにこのまま同じ会社で働いていて良いのだろうか、ここで働き続ける意味とは何なのだろうかと考える時期は来るんだろうと思う。働く人生を考えると、積み上げ型、逆算型があるということらしい。どれぐらいの仕事をしたから、どれぐらいの評価が得られるなど、どんどんと積み上げていくものと、残りの人生を考えて、これから何が出来るのかを考えていく逆算型。「こころの定年」を迎え、それを乗り切る過程で、逆算型の人生に切り替わるのだと思う。この時に死を考え、一回辞めるのだと思う。
ちなみに著者の考え方として、この「こころの定年」とうまく付き合うためのサラリーマン八策として、
・悩みの種から花を咲かす
・働く組織のサイズを考える
・積極的に降りるという選択も
・3年後に新たな自分がやってくる
・過去と未来を往来する
・偶然の出会いが成否を決する
・身銭を切る
・芸名を持とう
とあった。分かることもそうで無いこともあるが、とにかくその時の選択を信じて、突き進むしかないなと思う。
もう、その時は近いか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年2月9日
- 読了日 : 2013年2月8日
- 本棚登録日 : 2013年2月5日
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