2015年9月刊。
文学、絵画、美術工芸、建築などの世界から日本史上の名品を選び時代の精神を代表させて解説する。
上巻に続いて『新古今和歌集』と『愚管抄』に始まる第18章から、第35章鶴屋南北『東海道四谷怪談』まで。
長谷川宏の見方は相変わらず丁寧で、記述は微に入り細にわたってわかりやすい。このわかりやすいことが長谷川の説明の真骨頂で、読めば読むほど内容に首肯できる。
参考文献と共に代表的なところを、長いかもしれないが、教科書に載せるのがふさわしい文章だと思う。
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- 感想投稿日 : 2023年7月8日
- 読了日 : 2023年7月8日
- 本棚登録日 : 2023年7月8日
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