28年ぶりの再読であったが,やはり,理解出来ず…残念ながらまたしても「古事記」の面白さを理解することは出来なかった…己の文学的センスのなさを恨むばかりだ.
長たらしく難解な登場人物の名前に翻弄され,物語の内容は,欺きと権力闘争,そして近親相姦,親子兄弟の殺し合いというタブー,などなど…ある意味非常にスリリングな展開となりそうな要素は満載なのに,それが淡々と羅列されて行くような展開は,ハリウッド映画のような派手な演出に慣らされてしまった現代人の一人である想像力の欠如した僕にはどうにも退屈で…f^_^;
しかし,巻末に付けられた「古事記に学ぶ」まで読んでその考えは一変する.
これは,日本という国の起源を紐解く壮大な歴史ミステリーの宝庫だ‼︎
…とはいえ,なかなかもう一度読み返すには時間と体力が必要で…もうちょっと,分かりやすい本,ないかな?解説書的な方がむしろありがたいですf^_^;
最後の最後まで読んで初めて価値を実感できました.
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年2月2日
- 読了日 : 2014年2月3日
- 本棚登録日 : 2013年1月12日
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