現在の日本の惨状を明らかにして、今後日本を再生するためにどうしていけば良いかをまとめた本。
437ページにわたる本で読み切るには時間がかかると思っていたが、非常にわかりやすくまとめられており、余り苦労せずに読み進めることが出来た。
この本の中で特に自分が重要だと感じた課題は、日本の教育システムの問題と、高齢者に偏りすぎているリソース配分。
教育については、他国同様に理数系の強化によるエンジニア、専門家の創出に長期視点で注力する事。
リソース配分については、大学などの研究機関に
重きを置き、高齢者よりも未来のある若者の持つ力を引き出す事、それによりその若者が活躍して余裕が出来る事で、寄付などにより更に次の若者へのリソースが投入できるようになる仕組みを長期視点で作り上げていく事が大事だと思う。
リソースは過去の功績に対してでは無く、現在もしくは未来へのアウトプットに比例して配分していく必要性を改めて感じた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年9月13日
- 読了日 : 2020年9月13日
- 本棚登録日 : 2020年3月12日
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