面白かった。ファンタジー風味かつミステリー風味で、見方によってはちょっとホラーかも。特に中盤、祖母の謎にせまるあたりからは引き込まれた。単純に12歳のフー子ちゃんのひと夏の冒険としても楽しめるけど、不思議な園が何を象徴しているのか、終盤の祖父の台詞の意味などを考えると奥深い作品だと思う。
高楼方子さんの作品は「十一月の扉」に続いて2作目。どちらも「小学校高学年から」と書いてある児童書だけど、大人にもおすすめできる。すっかりファンになった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
児童文学・絵本
- 感想投稿日 : 2023年5月21日
- 読了日 : 2023年5月21日
- 本棚登録日 : 2023年5月21日
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