明日の幸せを科学する(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

  • 早川書房 (2013年12月11日発売)
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本棚登録 : 696
感想 : 48
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良本です。幸せについて様々な実験を通してまとめてあります。

その中でもお気に入りは。

慣れについて

素晴らしい出来事は最初に起こった時が一番素晴らしく、

繰り返し起こるに連れて、薄れていってしまう。

我が子に「ママ」と呼ばれ、連れ合いの恋人に「愛してる」と言われてた

最初と最後のときを比べればわかるはずだ。

私たちは一つの経験をなんども体験すると、得られる喜びが

減っていってしまう。

これを心理学者は「馴化(慣れ)」と呼び、経済学者は「限界効用の逓減」と呼ぶが

我々一般人は「結婚」と呼ぶ。

この一節はとても面白かったです。直前の限界効用の逓減などは少し難しいですが、

結婚と聞いたときにわかりやすいなと思いました。

やはり慣れないためには、時間を置くことが大事だそうです。

参考になります。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年2月23日
読了日 : 2020年2月21日
本棚登録日 : 2020年2月21日

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