相棒 (PHP文芸文庫)

著者 :
  • PHP研究所 (2010年10月12日発売)
3.98
  • (46)
  • (95)
  • (40)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 597
感想 : 92
4

ツイッターでよく見かけたので購入。
新撰組土方歳三と坂本龍馬が将軍狙撃事件の犯人を追う歴史ミステリー。
宿敵同士の土方、龍馬を組ませる奇抜な発想に目が行きがちだが、幕末の社会情勢、各藩の関係、登場人物が丹念に描かれており最後まで臨場感、緊張感、リアリティに溢れる良作だった。
まさかの結末もロマンがあって良かった。

この作品が初めての新撰組作品の方には
司馬遼太郎の「燃えよ剣」「龍馬がゆく」、
北方謙三の「黒龍の柩」、
浅田次郎の「壬生義士伝」「輪違屋糸里」「一刀斎夢録」、
木内昇の「新撰組 幕末の青嵐」
小松エメルの「夢の燈影」などもおすすめしたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年10月25日
読了日 : 2021年10月25日
本棚登録日 : 2021年10月25日

みんなの感想をみる

ツイートする