日本人の脳: 脳の働きと東西の文化

著者 :
  • 大修館書店 (1978年1月1日発売)
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感想 : 8
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日本人の脳に関する研究の古典的良書だそうで、図書館から借りて読んだ。研究データが豊富。虫の音を原語屋で捕える日本人は、音楽を聞いた時に虫や鳥の音が入ると、音楽中に誰かがしゃべっているほどの妨げになるそうだ。また左脳変調的になりやすいとの事。でも日本人が独創性に欠けるという事には著者は懐疑的。その証拠に被検体の動物の心の状態まで想像できるのが日本人、西洋人にはできないとの事。左脳変調になりやすい短所が創造性にも影響はするものの、決して非創造的ではないとの事。

他にもポリネシア人が日本人と同じような脳の使い方だが、概ね、中国韓国も含めた他の国の人々は西洋人と同じ脳の使い方だとの事。

面白かった。星四つ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2013読了
感想投稿日 : 2013年8月13日
読了日 : 2013年8月13日
本棚登録日 : 2013年7月30日

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