頂きはどこにある? (扶桑社BOOKS)

  • 扶桑社 (2009年9月7日発売)
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本棚登録 : 91
感想 : 10
3

アンリミテッドにて読了。一度、紙の本で読んだが、再読。面白かったが、コロナやその他いろいろなものを見聞きした今は、多少お花畑的な内容に感じてしまった。しかし人がいきるうえで必要な心構えの基本が学べる良書。自己啓発の古典的な本。

今回は星三つ。

下記にハイライトした個所をコピペ:

10
オレンジ色のハイライト | 位置: 140
「『山と谷』というのは、どういう意味ですか?」彼は聞いた。 「『人生の』山と谷──仕事や私生活で味わう浮き沈みのことだよ。  そういう順境や逆境は、数分間かもしれないし、数カ月間か、もっと長いかもしれない。  人に山と谷があるのは、地上に自然の山と谷があるように普通のことなのだ。どちらの山と谷もいたるところにあり、同じようにつながっている。  仕事でも私生活でも、幸せを感じる部分もあれば、不幸を感じる部分もあるだろう。当然のことだ。世界中のどの人も、どの文化圏の人も同じだ。人間につきものなの


オレンジ色のハイライト | 位置: 150
「君がどう感じるかは、おおむね状況をどう見るかにかかっている。カギとなるのは、自分に起きた出来事と、自分をどう評価しているかを分けて考えること

メモ自分への評価と、自分に起こることを混同せず、分けて考える、とのこと。

オレンジ色のハイライト | 位置: 184
「いや、そうはいかない」と老人。「誰も一つところにとどまることはできない。たとえ物理的に一箇所にとどまっていたとしても、心は常にあちこちさまよっている。  解決のカギは、そうしているその一とき一ときをあるがままに『真に』楽しみ、感謝すること


オレンジ色のハイライト | 位置: 201
若者は考えてみた。「金メダルを獲った場合と比べるからでしょうか」それから気づいた。「谷を少なくしたいなら、比べたりしちゃいけないんですね。その時点で幸せなことを楽しめば、もっともっと山にいる気持ちになれるんです


青色のハイライト | 位置: 405
「エゴは、山では人を 傲慢 にし、谷では怯えさせる。現実を見えなくさせ、真実をゆがめるのだ。  山にいるとき、人はエゴのせいで物事を実際よりいいように見てしまう。谷にいるときには、実際より悪く見てしまう。  そのため、山はいつまでもつづくと思ってしまうし、谷には終わりがないと怯えてしまうんだ」  若者は老人の次の言葉をノートに書きつけ


オレンジ色のハイライト | 位置: 511
しかし、彼にとってもっと重要なのは、恐怖心による谷を自分でたくさんつくり出してきたということだ。その時点では気づいていなかったとしてもだ。  谷とは失ったものを求めることだとすれば、自分は失ったものを手に入れる、または取り戻すことができないのを恐れたのだろうか、と彼は思った。  逆境が長くつづくこともあるが、恐怖心を乗り越えればたちまち気分がよくなることはわかっ


オレンジ色のハイライト | 位置: 551
恐怖心は人を引きとどめるが、真実はうまくいくよう手助けしてくれる、ということがしだいにわかってき


オレンジ色のハイライト | 位置: 577
頂きのビジョンは、彼をむしばむ恐怖心を消し去っただけでなく、明確さと先へ進む強さを与えてくれ


オレンジ色のハイライト | 位置: 588
彼は思った。「高いところからは、驚くほど多くのものが見える。谷にいるときに重要なのは、もしも山にいたらどんなものが見えるかを想像することだ」  谷でもいろいろな発見ができるということが気に入った。そうなら、今度谷になったときにもそれほどつらくはないだろうし、もしかしたらプラスにできるかもしれないから


オレンジ色のハイライト | 位置: 699
その後、彼は別の新しい「具体的なビジョン」をつくり出した。今回は、彼女のような女性がいっしょにいたいと思うような人間になっている自分を思い描いた。そして、おそらくもっと重要なのは、それは彼自身が「なりたい」と思う人間像だったことだ。  彼は、そのよりよい自分を細かいところまで想像した。あまり深刻に考えすぎず、いっしょにいて楽しく、しかし私生活でも仕事でも真の向上を目指す

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2021読了
感想投稿日 : 2021年2月22日
読了日 : 2021年2月22日
本棚登録日 : 2021年1月19日

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