うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (2020年7月8日発売)
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感想 : 15

先崎さんのことは「三月のライオン」のコラムで知った。
うつ病なんて、現代人としてある程度わかってるつもりだったけど、彼の書く死にたさ、何もできなさは想像を超えてた。それと、これは彼特有だと思うけど将棋を指すこと、生きることへのものすごい執着。これまで築いてきた人脈と自負。周囲の人の感謝にあふれていて(たまに恨み節も見えるけど)、じっと寝ているだけなのにとても熱い本だった。
個人的には自分も某KO病院に1か月ほど入院したことがあったので、散歩のシーンは懐かしさも覚えた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年7月20日
読了日 : 2021年7月20日
本棚登録日 : 2021年7月20日

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