1861年のイタリア統一を経た、イタリア貴族の没落を描いた物語。物語としてはドン・ファブリーツィオが死去したⅦ章で幕を閉じてくれた方が綺麗だとは思うが、最終Ⅷ章の、ドン・ファブリーツィオの年老いた娘達のエピソードも、かつてシチリアに君臨した名門サリーナ公爵家一族の衰退を語る上では必要なのだろう。
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- 感想投稿日 : 2014年2月26日
- 読了日 : 2014年2月26日
- 本棚登録日 : 2013年4月13日
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