メリットの法則 行動分析学・実践編 (集英社新書)

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  • 集英社 (2012年11月16日発売)
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目から鱗。
不適切な行動(弱音を吐く等)に対して「精神的に幼い」や「甘えている」といったその人の内的な原因を考えるのではなく、「行動の直後に何が起こったか」という外的な事実(弱音を吐く→ 仕事が減る、周囲に話を聞いてもらえる等)を分析し、行動の変容を促す本。
不適切な行動をしてしまう子どもに対しても、行動の変容を促すには、人によって解釈の違う「こころ」を問うのではなく、事実である「行動」を見ることは、かなり効果的だと本書内で実証されている。

ただ、自分は「こころ」を軽視したくはない。「こころ」の解釈は多様で様々な価値観があるけどだからこそ楽しいし、寧ろそこを考えたい。だから、仕事で行動を変容させることだけを目的にはしない。
だけど!仕事に使える場面はかなり多いと思うので、うまく活用していきたい。
「こころ」も大事だけど、まずは不適切な行動を変えないと、それどころじゃなかったりするからね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年3月1日
読了日 : 2024年3月1日
本棚登録日 : 2024年3月1日

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