ラノベ古事記 日本の神様とはじまりの物語

著者 :
  • KADOKAWA (2017年7月12日発売)
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感想 : 33
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«角度を変えて考える、日本のはじまり»
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ギリシャ神話等、外国の神話は星座のお話や歴史の授業の中で少し耳にしたことがあったのに対し、古事記はお恥ずかしながらほとんど知らない状態で読み始めました。

喜怒哀楽豊かでどこか人間味のある神様同士のやり取り、そして神様と人間のやり取りが微笑ましく、なによりライトノベルだからこそ、元の古事記よりもセリフや感情のニュアンスが分かりやすかったです。
また、国土や身近な自然についても色々なものがそれぞれユニークな方法で誕生していて、「確かにそう考えることもできるかも!」と思わず納得してしまうようなエピソードがいくつも見られたのも面白かったです。

特に印象に残っているのは、天照大神と天岩戸のお話。
天岩戸の前で楽しそうに騒ぐ神様達の賑やかで楽しそうな様子や、天照大神を気遣う温かい気持ちが伝わってきて、私の心もほわりと温かくなりました。




読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年3月25日
読了日 : 2023年3月17日
本棚登録日 : 2023年3月17日

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