ホビット族の主人公、ビルボ・バギンスがひょんなことから旅に出て、また戻ってくるお話。
子供向けな語り口調や筋書きの作品とはいえ、古英語(イギリスで5世紀頃に使われていた言語で、今の英語とはまったく違う)で伝えられてきた伝説、イギリスの文化や伝承に影響を与えたと言われる北欧神話や、アイルランド神話など、たくさんの要素が詰め込まれた作品。
作者のJ.R.R.トールキンが児童文学作家である前に古英語の研究者だったことを考えながら読むと、その作品世界の背景の深さにけっこう圧倒される。
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- 感想投稿日 : 2016年3月15日
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- 本棚登録日 : 2016年3月15日
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