伊藤氏が書いた序盤以外を、円城氏が引き継いで完成させた作品。
ハーモニーを読んでからこちらを読むと、やはり書き方が別物だなと。これぞ伊藤計劃だ!とワクワクして読めたのは正直序盤だけでした……
ですが別物なのだと割り切って読み進めると、円城氏の独特の文体に慣れた中盤からは作り込まれた設定や重厚なストーリーに引き込まれてどんどんページをめくってしまいました。要はスルメ小説です。映画を見た後に何度か読むと、そのたびに気づきがあってさらに面白いかと。
読み終わってお腹いっぱいになったあとにまたもう一度読み返してみようと思える不思議な作品でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年7月11日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2020年7月11日
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