少女たちの憂鬱

  • 書苑新社 (2008年12月13日発売)
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本棚登録 : 14
感想 : 4
5

マリアの心臓で作品を見て以来、ますます気になってきた作家。
とうとう買ってしまう。若干高いけど、やはり購入してよかった。

こやまさんの作品に頻出のモチーフは、すべて少し残酷で可愛らしいものばかり。
それがいいんだ。

奥行きのある作品なので、現物を見てみたい欲求は高まるが、
写真技術もなかなかよく、かろうじて伝わる。
あの奥行きをこれだけ伝えることのできる技術は(たぶん)高いのだろう。
卵に描いた作品や豆本など、かわいらしい仕掛けも盛りだくさん。

雑誌THでご本人のインタビューを読んだことがあるが、
非常に実直で、「人が好き」な人という印象。

宵待月のカモミールティー、のような残酷性のない作品も、もっと見てみたいな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アート ドールやゴスの匂い
感想投稿日 : 2016年7月13日
読了日 : 2012年10月13日
本棚登録日 : 2012年10月13日

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