猫の恩返し / ギブリーズ episode2 [DVD]

監督 : 森田宏幸  百瀬義行 
出演 : 宮崎駿 
  • ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント (2011年10月17日発売)
3.44
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本棚登録 : 1672
感想 : 224
3

ジブリ作品だからということで、劇場で鑑賞した記憶あり。
感想は……というか記憶に残らなかったくらいだから……まあよかったねという程度。
んが、今回2回目鑑賞してみて、結構いいぞ、結構おもしろいぞ、と。
まず何よりも「お気楽さ」。
ハルは特に何も背負っていない、巻き込まれていくことへの葛藤も少ない、状況に対して、うわー素敵ねーとか困る困る困るとかでもやっぱりいいんじゃないッ、とか程度。
この「軽さ」が間違いなく魅力。
筋のとりとめのなさともいえる。
ハルかわいー、バロンクールだー、という程度の感想を持つだけで許してくれるというか。
駿は良くも悪くも作家性が強すぎで、感想を持つにも苦戦しなければいけない。
じっさいハル、人間のときもケモミミのときもグッド!

当時好きだった(今も!)池脇千鶴が声優をしているが、これがびっくりするくらいの高山みなみ! その不思議さで鑑賞中ずっとふわふわっしっぱなしなくらい。
キキなんだかウルスラなんだかハルなんだか。

話はまあ……「耳をすませば」の月島雫が大きくなってから書いた物語、という作品外設定らしいが……雫、中学生当時の小説と比べると、余裕出てきたんだねーと感慨深くなる。

75分。駿が言っていたジブリ小品シリーズっていうやつの模範。
とはいえ監督はジブリ外部の森田宏幸。
監督した鬼頭莫宏「ぼくらの」についてブログで「嫌い」と書いてしまい、ファンの激高を買った人。
というか「ぼくらの」アニメは出来自体が酷かった記憶あり。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アニメ
感想投稿日 : 2020年8月7日
読了日 : 2020年8月7日
本棚登録日 : 2020年8月7日

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