百閒先生のお話は,どれも一々腑に落ちる.
3年連続で人間ドックで再検査になった今読む本としては,まことにふさわしい.百閒節全開であるが,百閒先生がこんなに持病に苦しんでいたとは知らなかった.毎日昼まで寝ているのも宜なるかな,という感じである.
しかし,百閒先生のわがままを,単なる幼児性の現れ,と見てはいけない.それと表裏一体で存在する達観,その両者の微妙なバランスが百閒先生の文章の魅力であるのだろう.
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年1月18日
- 読了日 : 2014年1月18日
- 本棚登録日 : 2014年1月18日
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