消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2009年1月28日発売)
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本棚登録 : 2305
感想 : 269

 『完全ドキュメント北九州監禁連続殺人事件』小野一光著を読んでみたかったのだけど、図書館になかったのでこちらを借りました。

 これだけの事を調べて本にした著者の力量と努力(何しろ内容がエグいのでずっと取材していたら精神的にまいってしまいそう)に脱帽もので星5個でも足りない位なのですが、前出の通り事件の内容がエグいので星をつけかねました。この星は本として作品に対してつける星だと分かっているけれど。

 なんとも得体の知れない犯人で、読み終わっても消化しきれない感情があり、あとがきで書名が出て来た、『復讐するは我にあり』佐木隆三著と、『この手で人を殺してから』 アーサー・ウイリアムズ著(『世界ミステリ全集〈18〉』収録)を読んでみたけど余計もやもやとしてしまったので、BLを沢山読みまくってなんとか気持ちを切り替えました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年6月1日
読了日 : 2023年4月1日
本棚登録日 : 2023年4月1日

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