一語一語丁寧に紡がれた文章。
読む側も一語ずつ大切に味わいながら。
装丁が美しい。余白を大きくとった行間…言葉が胸に沈んでいくのを待ってくれているような、ゆったりした気持ちで読めました。
p44
「本当の祈りは、なかなか言葉にならない。祈りに限らない。私たちの「おもい」のほとんどは言葉にならないのではないだろうか。だが、不思議なことに人は、そうした言葉にならないものをそのままのかたちで受けとめられることがある。言葉というよりも、言葉に宿る無音の響きによって、遠くにいる人とつながっている、と実感することすらある。」
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年10月13日
- 読了日 : 2023年10月13日
- 本棚登録日 : 2023年10月13日
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