4つの短編を集めた作品集で、病気や子どもの自殺、介護など、どれもテーマは重い。
謎が解き明かされると、なるほどとじんわり沁みてくるし、真面目で地道なよさは確かにある。でも、『傍聞き』『教場』もそうだったように、残念ながら時間の経過とともに私の記憶からは消えてしまいそう。
個人的には、トリックもいいけれど、地味なりの深みや凄みが加わってほしいな、という感じ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
な行
- 感想投稿日 : 2016年9月16日
- 読了日 : 2016年9月16日
- 本棚登録日 : 2016年9月11日
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