著者は三菱重工業のOLを13年勤めた後、脚本家に転身した内舘牧子氏。
一般人の「夢を叶える」、ということについて書かれたエッセイ。
本書の良い点は、ありがちな「夢に向かって挑戦し、成功した人」、の話だけでなく、「現在の職場で夢を見つけた人」、「夢に向かって挑戦をして、失敗し、そのこと悔いている人」、「夢に向かって挑戦せず、今現在後悔している人」の話など、様々なタイプの方々の話が載っていることである。
個人的に「夢に向かって挑戦をして、失敗し、そのこと悔いている人」の話は読んでいて、かなり生々しく衝撃であった。
また、本書の取材対象は、全て著者の友人知人である。そのため、既存の同種の本と比べ、かなり各人の本音を含んだ、リアリティのある内容となっている。
単純な読み物としても十分面白いので、オススメ。
現在は文庫版が出ているようなので、購入される方はそちらをお勧めいたします。
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- 感想投稿日 : 2011年8月18日
- 読了日 : 2011年7月25日
- 本棚登録日 : 2011年7月25日
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