シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と紺の宰相 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2013年8月31日発売)
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感想 : 26
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ついに恋人同士になったアンとシャル。
まだまだお子さまなアンをからかって、楽しんでる風なシャルだけど、まぁその反応までも愛おしいとか思ってんでしょうね。ごちそうさまです。
そんな二人をあざ笑うように、ハイランド王国では砂糖菓子の原料となる銀砂糖がなくなろうとしていた。
それにいち早く気づいたのは、奇しくも砂糖菓子職人見習いの妖精たちだった。

国王からの直々の命令を受け、ヒューたちと調査に乗り出すアンたち。
辿り着いた結論は、すでに去年の凶作からこの終末劇は始まっていて、その打開策の鍵を握るのは、やはり、妖精たちだった。

そもそも銀砂糖は、妖精たちが作った奇跡よね。
それを人間が、妖精の尊厳とともに奪っていたことに対する断罪なのでは、と考えてしまう。

ダウニング伯爵の後釜として、銀砂糖子爵の後見人となった宰相は、キレ者で根っからの政治家。
今までのように砂糖菓子職人たちが守られるのか、そこも不安です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年10月2日
読了日 : 2022年10月2日
本棚登録日 : 2022年9月25日

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