超長距離ランナーとして有名なディーン・カーナゼスの自伝。
高低差の激しいコースを100マイル(160km)走る「ウェスタンステーツ100耐久ラン」、気温50℃にも達する中で216km走る「バッドウォーター・ウルトラマラソン」、‐40℃の南極フルマラソンを完走して、199マイル(318km)を12人のリレーで走る過酷なレースを1人で走るという伝説を作り上げた男。
彼が何を考えながら走っていたのかが書かれていて、とても面白かった。
そして、誰もが疑問に思うであろう「何故、そんな過酷な状況の中で走り続けるのか?」という最大の疑問に対して、本著の最後で訥々と語られている。
世界中のあらゆる耐久マラソンを乗り越えてきて境地に達した彼なりの答えに対して凄い感動と共感を覚えた。
2012年に読んだ中で今のところ1番の名著だ。
そして、こういう偉大な人間の生き方と考えをこうやって気軽に知って自分の人生に生かすことができる本という存在、本当に素晴らしいなぁと再認識した。
読書って素晴らしい習慣だ。
読書状況:読み終わった
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なるほど!
- 感想投稿日 : 2012年4月22日
- 読了日 : 2012年4月15日
- 本棚登録日 : 2012年4月22日
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