怖い絵

著者 :
  • 朝日出版社 (2007年7月18日発売)
3.72
  • (207)
  • (318)
  • (396)
  • (30)
  • (8)
本棚登録 : 2332
感想 : 384

2017/11/12 追記
今人気の 美術展 上野の森美術館 10.07 〜 12.17 「怖い絵」展
これを読むと興味出てきます。→ 「怖い絵」展開催までの悪戦苦闘 (Yahooニュース 2017/11/12)

    〜 〜 〜 〜 ☆ 〜 〜 〜 〜 ☆ 〜 〜 〜 〜

読んだ日 2008/8/28 『怖い絵』 中野京子

TVのブックレビューをみて、読んでみようと思い、図書館に予約したのが、5/19
8/28にやっと順番が回ってきたよ。
2〜3時間で 読み終わってしまった。 3ヶ月以上待って ハイおしまい。

絵は見えることだけがすべてではない。
ここに取り上げられる絵には 2種類あって 見るからに おどろおどろしい怖い絵、
一見 どうということのない 普通の絵、
どちらにも 画家の心や 時代背景が 潜んでいる。

後者については、 知識がないと 絵解きはできない。
まぁ、子供の頃から 歴史を習っていて さらにいろんな本で 西欧のことを知っていれば、ある程度は わかる〜 などと うぬぼれてはいけない。
著者にも、誰にも謎なことも あるわけだし・・・。
ギリシャ神話・新旧聖書・中世の物語 こういうたぐいは、
日本の 古事記、民話、枕草子、徒然草 とは 位置づけが 違うような気がする。
特に、聖書は 今でも多くの人の 心と言動に影響を与えているわけだから、昔はすごかっただろう。
さて、この本には 目を背けたくなる絵も紹介されている。 
美術館では絶対見たくないし、もし 子供の頃 見てしまったら トラウマ というのに 捕まっただろう。
こんな絵を描く画家っていったい・・・。

シリーズ 2,3も読もう!

『怖い絵』   中野京子/著 朝日出版社 2007.7
内容
ドガ、ムンク、ホガース…。16〜20世紀の西洋名画に恐怖を辿ることを試みた一冊。
恐怖と全く無縁と思われていた作品が思いもよらない恐さを忍ばせているという驚きと知的興奮。
心の底からゾッとする名画の見方、教えます。
のどかな神々の美人コンテスト「パリスの審判」で、欲情と見栄が生んだ悲劇とは? 
女性を見つめるピカソの眼はどうしてこんなに怖いのか? 
本物の恐怖が味わえる名画20点を収録。

著者:中野京子
早稲田大学講師。ドイツ文学、西洋文化史。朝日新聞ブログで歴史エッセー「世界史レッスン」を連載。
著書に「オペラでたのしむ名作文学」「恋に死す」「情熱の女流「昆虫画家」」などがある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アート
感想投稿日 : 2019年1月12日
読了日 : 2008年8月28日
本棚登録日 : 2019年1月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする