90年代の後半に東京のアパートで隣の部屋の小沢さんが、面白いからと勧めてくれたのだけど、すぐに読むのを辞めてしまった。それがずっと心に残っていて、古本を高値で買ってようやく読む。すると、当時の自分がなぜ読むのを辞めたのかよく分かった。字が多くて読むのが大変だ。しかし、今は小難しい小説も根性で読むほどの読書習慣が身についている。気合で読み進む。
変な癖があって、描かれている文字は全部読まないと気が済まない。適当に読めばいいと思うし、自分も漫画家の端くれとして読まなくていいことも描くし、作者の相原コージさんも細かい字まで全部読むことを求めてもいないはずだ。しかし読まないと気持ちが悪いので読む、読んでいるとさっぱり進まなくて根性がいる。
今回は絶対に読むと決めて高値で買ってもいるので、読むとなるほど確かに小沢さんが勧めてくれた気持ちも分かる。すごく面白い。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2023年12月2日
- 読了日 : 2023年12月2日
- 本棚登録日 : 2023年11月2日
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