47原則―――世界で一番仕事ができる人たちはどこで差をつけているのか?

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2016年7月8日発売)
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本棚登録 : 350
感想 : 18
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本書で語られる原則の多くは一流のビジネスマンが具えるスキルだ。しかし重要度や質の粒度はばらばらで、実践の難易度もまちまちである。例えば初回会議でクロージングまでの全ての会議を設定する旨の紹介がされているが、それができるのはアウトプットとそこに至るプロセスを極めて高いレベルで正確に理解できないと難しい。かと思えば「ストレスのある時ほど笑う」原則など根性論的なものもある。「すべての問いに30秒以内で答える」「前半戦が勝負の分かれ目、序盤に全力を注ぐ」など優れたアドバイスも混じっており、全体的には服部氏自身の玉石混淆の47「習慣」を纏めたものと捉えるのが正しいであろう。

価格に見合う価値があるかは難しいところだが、自分に適したアドバイスを探す自己啓発本という位置づけで読むのが良いであろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス/政治経済
感想投稿日 : 2016年12月21日
読了日 : 2016年12月26日
本棚登録日 : 2016年12月13日

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