タクは猫を飼っている。名前はポロ。魚とキュウリが好きで、ドジなのプライドが高くて、いつでもどこでもぼくについてくる可愛いネコ。だけど病気にかかってしまい、お医者さんに「あと何日もつかわかりません。家で死なせてあげてください」と言われてしまう。
大好きなポロが死ぬなんて嫌だ!
タクのお父さんとお母さんはロボットの研究開発の仕事をしていて、ポロの体は死ぬけど、心は残せるかもと言う。
お父さんはポロの心を残して、その上人間の言葉が話せるように、
お母さんはポロ体を再現した。はじめての事だからうまくいくかわからないけどと。
そしてポロはロボットのネコとして目をさました。
人間の言葉を話すようになって、嬉しい。
でもなんか、ポロって、そんな事考えてたの?
という驚き。
そしてポロも、変わってしまった身体に驚き。
仲良かったタクとポロは、ギクシャクしてケンカをしてしまう。
いのちの大切さ、心ってなんだろうと考えさせる物語。
この設定でしゃべるロボットネコのドタバタ物語にならないところがいい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本児童文学
- 感想投稿日 : 2019年6月29日
- 読了日 : 2019年6月29日
- 本棚登録日 : 2019年3月11日
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