ごぞんじ猿蟹合戦。蟹のひろったにぎりめしを柿の種とムリヤリ交換しておいて、蟹がせっせと育てた柿を 猿は横取りし、あまつさえ 蟹を殺してしまう。後に残された蟹の子らのため、栗と蜂とウシの糞と臼は猿をこらしめてやる。
・・・考えたら、謎の多いこの話。本書では、臼も蜂もウシの糞も柿の木を育てるのを手伝ってやっていた(栗は意見を言っただけだけど)。
昔話は各地で語りつがれ時代とともに変化するもの。山下明生さんの猿蟹合戦は、田舎の農家の囲炉裏端の情景がうかぶ、のどかなもの。猿は殺されずに、土下座します。ただ、もうちょっと昔話っぽい語り口がよかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2011年10月8日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年4月25日
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