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史料に残された実在の人物を、9年もの歳月をかけて描いた大作である。
主人公・沢瀬甚五郎は不遇な星の下に生まれながらもその才覚を見出され、徳川家の家臣となる。しかし、罪なくして追われる身となり、秀吉の天下統一、朝鮮出兵という激動の時代に翻弄されながら、不屈の精神で強く生き抜いていく。その廉潔な生きざまは、読む人に“いかに生きるか“を問いかける。
甚五郎が重要な使命を果たすラストシーンには、激しく心を揺さぶられる。
歴史小説ファンならずとも、是非、読んで欲しい。
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鶴川図書館スタッフのおすすめ2022
- 感想投稿日 : 2023年4月17日
- 本棚登録日 : 2023年4月17日
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