たけくらべ (集英社文庫 ひ 11-1)

著者 :
  • 集英社 (1993年12月15日発売)
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本棚登録 : 482
感想 : 49
4

文体が難しそうで敬遠していたが、読んでみると意外とすんなり読めた。会話のテンポが良く、リズミカルな文章は和歌の素養のせいだろうか。
物語はどれも深刻なものばかり。
「たけくらべ」は淡い思いが描かれているとはいえ、美登利と信如は二人ともその後の運命が定まっていることが却って物悲しい。
「にごりえ」は正にドロドロ。
「十三夜」の関は、夫のつらい仕打ちに耐えて生きることを
選ぶ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学
感想投稿日 : 2020年6月11日
読了日 : 2020年6月10日
本棚登録日 : 2020年4月4日

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