文体が難しそうで敬遠していたが、読んでみると意外とすんなり読めた。会話のテンポが良く、リズミカルな文章は和歌の素養のせいだろうか。
物語はどれも深刻なものばかり。
「たけくらべ」は淡い思いが描かれているとはいえ、美登利と信如は二人ともその後の運命が定まっていることが却って物悲しい。
「にごりえ」は正にドロドロ。
「十三夜」の関は、夫のつらい仕打ちに耐えて生きることを
選ぶ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2020年6月11日
- 読了日 : 2020年6月10日
- 本棚登録日 : 2020年4月4日
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