図解でウンチク カーナビの謎を解く

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  • シーアンドアール研究所 (2009年1月22日発売)
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本棚登録 : 16
感想 : 4
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 2009年の本なので製品周りの解説は古いが、カーナビの仕組みを知るには特に問題ない。技術の発展を感じるのは携帯電話のくだり。携帯電話にもナビサービスはあるものの、画面が小さく、扱える情報量も少ないことからカーナビには敵わないという説明がある。しかし現在においてはスマートフォンではあるが画面も大きくなり、また大量の情報も扱えるようになったことで実用に耐えられるようになっている。なにより日々アップデートすることで地図、精度、使い勝手が向上することから、わざわざカーナビを買わなくても、むしろ情報が古いままのカーナビよりもスマートフォンの方がよいという人が増えている。カーナビだからこそできることも多いが、ちょっとその辺りまでならスマートフォンで十分というのもそのとおりである。これからのカーナビがどのような進化をするのか予想をするのは難しいが、道案内はスマートフォンにまかせ、カーナビは自動運転のコアとしての機能、文字通り、車をナビゲートする役割を担うようになるのではと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 工学
感想投稿日 : 2016年7月30日
読了日 : 2016年7月30日
本棚登録日 : 2016年7月30日

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