別離のとき

  • みすず書房 (2007年2月6日発売)
3.67
  • (1)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 48
感想 : 1
5

最近お気に入り、ロジェ・グルニエ

さっそく今度はこちらを読んでみた。

10篇がおさめられた短編集

そのうちの9篇がグルニエが80代になってからの作品!

ストーリーはユーモアと皮肉がいい感じにちりばめられて、
なんといっても結末の「あ~あ(やっぱり)」

途中まで良いと思ったんだけど…
珍しく頑張ってみたら、あれれ?
結局こうか、と言うような。


「オスカルの娘」
幼なじみの男女二人、
恋愛関係ではないけれど、身近な存在。
最後のセリフが素敵だ。

「アシメントリー」
隣に住む人、その元夫それぞれにあることをする主人公。

私も日々の中でなんとなく「ペア」を作ろうとする癖と言うか
そんなのがあることに気付いた。

「お生憎さま」
大好きな人がいて、その人が手に入らないから…とある作戦。
これがまた…

「別離の時代」も、しみじみとだんだん良いな。

また、良いもの読んだとホクホクの心。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 短編小説
感想投稿日 : 2012年2月6日
読了日 : 2012年2月6日
本棚登録日 : 2012年2月5日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする