あらかじめ示唆されていた通り、江戸幕府の終焉とともに女性の時代は終わり、現実の日本に繋がる男性中心の社会へと回帰する。
女性の時代は無かったことにされるのだが、わずかな希望が未来へと託される形で物語の幕が下りる。
17年間の終わりにふさわしい大団円。
ただ、この終わり方以外にないながらも、女性の時代がそのまま続いたらあり得たかもしれない日本の姿を見たかったというのはある。
そういうオルタナティブな世界を想像させるだけの力を持った作品だったと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2021年3月1日
- 読了日 : 2021年3月1日
- 本棚登録日 : 2021年3月1日
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