彼は作庭家であって学者ではないので、庭について理論的に説明しようとすると聞きかじったような物言いになる。そのため、庭一般についての語りで目新しいことはさほどなく、日本文化論にあるようなことを、ただ庭の話とダブらせただけのような、面白味のないものでしかなかった。また、知りたかった景気をどう庭に生かしていくか、ということは触れられていなかったため、さほど利のある本ではなかった。
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- 感想投稿日 : 2009年2月15日
- 本棚登録日 : 2009年2月15日
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